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運転資金の回転期間を短くして資金繰りを改善

2019/01/03
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運転資金の回転期間を短くして資金繰りを改善

 

 

 財務状態を表す指標の一つに、運転資金回転期間というものがあります。

 

 運転資金とは、事業継続のために必要となる資金のことです。

 

 それがどのように回転しているかを示すのが運転資金回転期間になります。

 

 運転資金回転期間は、短ければ短いほど良いとされています。

 

 では、運転資金回転期間を短くするためには、どうするのがいいのか、説明していきたいと思います。

 

 

 

運転資金の基礎知識

 

 

 運転資金とは、企業が安定的に事業を継続していくために必要となる資金です。

 

 事業の継続のためには、仕入れを行い、生産を行い、販売を行う必要があります。

 

 それらを円滑に循環するための資金を、運転資金と言います。

 

 

 普通に資金という場合と、運転資金とでは違いがあります。

 

 資金という時には、事業に利用されるあらゆる性質のお金を、表したものになります。

 

 運転資金も資金の一種ですが、運転資金という場合には、

 事業を継続するために不足する資金を埋め合わせるのに必要となる資金のことを言っています。

 

 

 例えば、今月100万円の商品を仕入れて130万円で販売するとします。

 

 この時に発生した売掛債権の回収は数ヶ月後のことになります。

 

 普通は買掛債務の決済がそれよりも早く訪れるのです。

 

 となると、130万円の売掛債権を回収していない段階で100万円の支払いをしなければいけません。

 

 この時に必要となる100万円を、運転資金といいます。

 

 

回転期間

 

 

 回転期間とは、資産や負債が一回転するのにかかる期間のことをいいます。

 

 回転期間を知るためには、365日÷回転率、で計算します。

 

 回転期間を用いた指標としては、売掛債権回転期間、買掛債務回転期間、棚卸資産回転期間など、いろいろな回転期間があります。

 

 回転期間を見ることによって、資産や負債がうまく回転しているかを把握することができます。

 

 そのため、企業の経営内容を知るためにも有効なことです。

 

 

運転資金回転期間を短くしていく

 

 

 本題である運転資金回転期間の短縮について説明していきます。

 

 運転資金回転期間=売掛債権回転期間+棚卸資産回転期間–買掛債務回転期間です。

 

 この計算式から、運転資金回転期間を短縮するための工夫を考えます。

 

 この計算式において、運転資金回転期間を短縮するためには、

 

   買掛債務回転期間を大きくする(買掛債務の決済を先送りする)

   棚卸資産回転期間を小さくする(棚卸資産の販売を早める)

   売掛債権回転期間を小さくする(売掛債権の回収を早める)

 

 という方法が考えられます。

 

 

 

買掛債務回転期間を大きくすることはできるか

 

 

 上記の中で、最も難しいのは買掛債務回転期間を大きくすることです。

 

 というのも、買掛債務回転期間を大きくするということは、

 買掛債務の決済を長期化させ、支払いをできるだけ先送りするということになります。

 

 これは、取引先にとっては資金繰りに悪影響となることであるため、

 これまでの取引よりも支払いサイトの先送りをしたいと交渉した時、受け入れられない可能性が非常に高いといえます。

 

 考えられる方法としては、今後新たに取引をする取引先が出てきた時には、

 できるだけ支払いサイトが長引くようにしていき、買掛債務の長期化を狙うことです。

 

 しかし、そのような交渉は取引先も容易に受け入れるものではありません。

 

 どこかで落とし所を見つける必要が出てきてしまい、長期化できないことの方が多くなってしまいます。

 

 

棚卸資産回転期間を小さくすることはできるか

 

 

 棚卸資産回転期間とは、棚卸資産が仕入れから販売まで在庫として保有される期間のことです。

 

 これを小さくするということは、できるだけ在庫として留めずに販売するということです。

 

 しかし、これも簡単にできることではありません。

 

 在庫を短期間でさばいていくためには、営業力が必要になってきます。

 

 せっかく棚卸資産回転期間は小さくなっても、売掛債権回転期間が大きくなって、

 運転資金回転期間にはなんら影響を及ぼさないのです。

 

 むしろ、回収が難しい売掛債権が増えることによって売掛債権回転期間が大きくなるため、

 売掛債権回転期間がなかなか小さくならず、かえって運転資金回転期間が大きくなってしまう心配もあります。

 

 したがって、棚卸資産回転期間を無理に小さくしようとするのは現実的ではありません。

 

 

売掛債権回転期間を小さくすることはできるか

 

 

 売掛債権回転期間を小さくするためには、現在保有している売掛債権の回収を早めることが考えられます。

 

 売掛債権を早く回収することによって売掛債権回転期間は小さくなるのです。

 

 売掛債権の回収を早めるためには、以下のような方法が考えられます。

 

 

 ◎不良債権の回収

 

  不良債権とは、回収が遅れていたり、回収が難しい状態になっている売掛債権のことになります。

 

  しかし、不良債権は売掛先ではなく、自社が原因で発生している場合もあります。

 

  例えば、売掛債権管理がずさんで、支払い期日を迎えても請求書を送付していなかったような場合です。

 

  そのような場合には、早急に請求書を送る必要があります。

 

  また、請求書を送付したものの、支払いが行われずに回収が遅れているということも充分考えられます。

 

  そのような場合にも、すぐに再請求や催促、督促などが必要になります。

 

  このような回収活動によって、回収が遅れていた売掛債権を回収することができ、売掛債権回転期間は小さくなります。

 

 

 

さいごに

 

 

 運転資金の回転期間を短くするメリットについてわかって頂けましたでしょうか。

 

 今回このような記事を書かせていただいたのは、ファクタリング活用のメリットにも繋がるためです。

 

 七福神でのファクタリングでは、売掛債権の買取をしています。

 

 本来2ヶ月、3ヶ月先に入る売掛金を即日で手に入れることができるようになります。

 

 それによって運転資金の回転期間は当然短くなります。

 

 場合によっては、借入以上のメリットがあります。

 

 ファクタリングの七福神を宜しくお願い致します。