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銀行の融資の金利の決め方

2019/04/15
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銀行の融資の金利の決め方

 

 

 銀行の融資で、資金調達をする際には、一体どのくらいの金利が適用されるのかわかりません。

 

 今日は、銀行の融資の金利の決め方について説明していきます。

 

 

銀行の融資は変動金利

 

 

 基本的に、銀行融資の金利タイプは変動金利が採用されています。

 

 変動金利 → 一定期間ごとに金利を見直す金利タイプ

 固定金利 → 借入から完済まで金利が一定の金利タイプ

 

 なぜ、金利が変動するのかというと、銀行は低金利で資金を調達し、利ザヤを載せた金利で貸すのです。

 

 この利ザヤが銀行の収益の基本となります。

 

 この資金を調達する側の調達金利は、日本銀行から銀行へ融資するときの政策金利だったりするのですが、これは景気の動向によって

 変動してしまうのです。

 

 景気が悪いときは、日銀は政策金利を引き下げます。

 

 民間銀行が、低金利で企業への融資をしやすい環境を作って、企業が設備投資をし、経済が活発化することを意図しているからです。

 

 ここ20年ほどは0.1%というゼロ金利政策が取られてきました。

 

 しかし、景気が良くなればアメリカのように政策金利を引き下げて、バブル、インフレになるのを抑制する必要があります。

 

 こうなると銀行の金利も上がってしまうのです。

 

 つまり、銀行は調達金利が変動する可能性があり、固定で融資をすると銀行側が逆ザヤになってしまうリスクが発生してしまうので、

 それを回避するために変動金利を採用しているのです。

 

 一方、政府系金融機関や地方公共団体の制度融資など、リスクを無視できる公的機関の融資には固定金利が採用されているものが多いです。

 

 

短期プライムレート

 

 

 短期プライムレートというのは、銀行が企業に1年以内の融資するときの最優遇金利のことを言います。

 

 通称、短プラと言うことが一般的です。

 

 短期プライムレートは画一的なものではなく、銀行ごとに異なり、銀行が融資金利を決めるときの基準として設定しているものです。

 

 銀行が融資をするときには

 

 融資金利 =  短期プライムレート +α

 

 で計算されます。

 

 +αの部分が貸し倒れリスクになります。

 

 貸し倒れリスクというのは、会社の信用力ということになります。

 

 大手企業 → 貸し倒れリスクは低い  → +αは小さく、融資金利は短プラに近い金利

 中小企業 → 貸し倒れリスクは大きい → +αが大きく、融資金利は短プラより高い金利

 

 審査の結果によって、+αの部分が変わってくるのです。

 

 最近では、1年を超える融資金利も、短期プライムレートを基軸に計算さされています。

 

 融資金利 =  短期プライムレート +α+β

 

 +βの部分は返済期間になります。

 

 返済期間が長くなる → +βが大きくなる という仕組みです。

 

 1年未満 = 短期プライムレート

 3年未満 = 短期プライムレート + 0.2%

 5年未満 = 短期プライムレート + 0.4%

 

 一昔前は、長期プライムレートというものがあったのですが、今は短期プライムレートを基準に1年を超える融資金利を決める形がメジャーです。

 

 じゃあ、短プラ自体はどうやって決めるのか、という疑問が出てきます。

 

 短プラの計算のもととなる調達元は、預金になります。

 

 短プラ  = 預金による調達コスト + 銀行の利ザヤ で設定するのです。

 

 今は、預金は0.001%とほぼないに等しい状況ですので、銀行の短プラというのは銀行がどのくらい利ザヤを抜きたいか、によって決まってくるのです。

 

 

スプレッド貸

 

 

 スプレッド貸とは、東京銀行間取引金利を基準に融資金利を決める方式のことになります。

 

 東京銀行間取引金利とは、銀行の間で資金が不足していた時に融通し合うときの金利のことです。

 

 1週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1年物という種類があります。

 

 融資金利 = 銀行の間で取引する調達コスト + 銀行の利ザヤ で計算されます。

 

    短プラ → 預金が原資

 スプレッド貸 → 銀行間取引による資金調達が原資

 

 という違いがあります。

 

 調達コストに利ザヤを載せて融資するという基本は同じですが、どこから調達するのかに違いが出てきます。

 

 

短プラとスプレッド貸の金利の違い

 

 

 大手企業 → スプレッド貸、短プラ連動融資より低金利

 中小企業 → 短プラ連動融資

 

 というのが一般的な金利の違いです。

 

 スプレッド貸は、ある一定の信用がある状態で利用できるようになります。

 

 中小企業でも、財務体質が良い優良企業はスプレッド貸の低金利の資金調達ができる場合があります。

 

 

さいごに

 

 銀行融資の金利は、変動金利になります。

 

 基本的には、調達コストに銀行の利ザヤを載せたものが融資金利となります。

 

 ここに企業の信用力に応じて+αのリスクヘッジをして、融資金利が決まります。

 

 格付けが良く財務体質も健全、取引実績も豊富な企業ほど、短期プライムレートに近い金利が適用されるのです。

 

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