BLOG

既存の借入金の借り換えで毎月の返済額を軽減する

2019/04/26
ロゴ

既存の借入金の借り換えで毎月の返済額を軽減する

 

 

 資金繰り改善の方法のひとつとして、既存の借入金の借り換えというものがあります。

 

 今日は、既存の借入金の借り換えについて説明していきます。

 

 

借入金の借り換えとは

 

 

 今ある借入を別の借入に借り換える、一本化することを意味しています。

 

 例えば、

 

 経常利益:毎月80万円

 

 銀行A  :1000万円の借入(毎月の返済額:50万円 × 残20カ月)

 銀行B   : 500万円の借入(毎月の返済額:50万円 × 残10カ月)

 

 の2つの銀行からの借入がある場合に、

 

 毎月のキャッシュフロー = 経常利益80万円 - 返済額100万円 = -20万円

 

 とキャッシュフローがマイナスになり、どんどん資金が減っている状態になってしまいます。

 

 ここで銀行Aに、銀行Bの借入を一本化したい、また同時に返済期間を延ばしてほしいと依頼します。

 

 

 借り換え後、

 

 経常利益:毎月80万円

 

 銀行A  :1500万円の借入(毎月の返済額:50万円 × 残30カ月)

 

 毎月のキャッシュフロー = 経常利益80万円 - 返済額50万円 = +50万円

 

 と計上利益も借入額も同じままですが、毎月のキャッシュフローはプラスになります。

 

 完済までの期間が長くなったものの、毎月のキャッシュフローがプラスになったので、新たな借り入れなどをしなくても、資金繰りが

 回ることになります。

 

 これが既存の借入金の借り換えです。

 

 

既存の借入金の借り換えのメリット

 

・毎月の返済額が減る

 

 借り換えと同時に返済期間を延長することで、毎月の返済額が軽減できます。キャッシュフローの改善が見込めるのです。

 

 

既存の借入金の借り換えのデメリット

 

・返済期間が延びる

 

 毎月の返済額は返済期間を伸ばすことで軽減しています。逆に言えば、完済までの期間は伸びることを意味しています。

 

 また、返済期間が伸びるということは、借入全体で考えた場合の利息総額は膨らんでしまうということになります。

 

 

既存の借入金の借り換えは銀行は承諾してくれるか

 

 単純に、

 

 銀行A:1000万円の借入(毎月の返済額:50万円 × 残20カ月)を

 銀行A:1000万円の借入(毎月の返済額:25万円 × 残40カ月)にしてほしい

 

 というのはリスケジュールといい、担当者が承諾してくれるのかはプレゼンテーション次第になります。

 

 しかし、前述した例の借り換えの場合

 

 銀行Bの借入を銀行Aに一本化する = 銀行Aの融資額が増えることになります。

 

 銀行Aにとっては利息収入が増えるというメリットがあるのです。

 

 単純に返済期間を延ばすのではなく、他行の借入を持ってくることで銀行側も承諾しやすい環境ができるのです。

 

 銀行はお金を貸すのが仕事ですから、融資額が増えることに対しては前向きに検討してくれるのです。

 

 また、状況としてもキャッシュフローが改善されて安定的に返済できる経営状況になるのであれば、銀行も、経営者にとっても、理想の

 解決方法になるのです。

 

 借り換えの提案をする時には、借り換えによって経営状態がどう改善するのか、返済期間が延長されても確実に返済ができるという計画

 が必要になります。

 

 銀行側にもメリットがあることをプレゼンテーションする必要があるのです。

 

 

銀行Aが承諾してくれない場合はどうすればいいか

 

 

 それでも、借り換えを断られた場合には、上記の例で言えば、銀行Bに持ち掛ければ良いのです。

 

 銀行Bからも断られたら全く取引のない銀行Cに銀行Aと銀行Bの借入の一本化を依頼すれば良いのです。

 

 よほど、経営状態に問題がある企業でない限り、承諾してもらえる可能性は高いのです。

 

 

さいごに

 

 

 資金繰りが苦しい場合に、単純に新規の借入に頼るのではなく、既存の借入の借り入れ条件を変えるという方法があります。

 

 複数の借入を一本化すると同時に、返済期間を延ばすことで毎月の返済額を軽減することができるのです。

 

 新たな借り入れをせずに資金繰りを改善することが可能になります。

 

 また、売掛債権の入金が遅く、資金繰りがうまくいかない場合は、即日資金調達が可能な七福神におまかせください。