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資金調達方法 まとめその③

2019/05/16
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資金調達方法 まとめその③

 

 

資本によって資金調達する

 

◎第三者割当増資

 

 第三者割当増資というのは、新株を発行して増資をするものになります。

 

 第三者に株を売るのだから、売却額が会社の資金となり、資金調達が可能になるのです。

 

 第三者割当増資をしてもらうためには、会社の成長性や株価が上昇することを投資家に

 説明する必要がありますが、実現できれば出資になるので、返済の義務がない資金調達

 となります。

 

 ただし、第三者割当増資によって、経営者の出資比率が下がってしまいますので、

 経営権を失わない割合に抑える必要があります。

 

 

◎ベンチャーキャピタル

 

 ベンチャーキャピタルというのは、ベンチャー企業に出資をして、そのベンチャー企業が

 上場することで出資資金を回収し、利益を上げる投資専門会社のことです。

 

 ベンチャーキャピタルは将来性の高い市場や将来性の高い企業に出資し、大企業になって

 株価が何百倍、何千倍になることを狙っています。

 

 そのため、ベンチャーキャピタルから出資を受けるためには明確なビジョン、将来有望な市場、

 差別化できる要素、経営者のスキル、IPOの可能性など様々な条件が合致する必要があります。

 

 

◎エンジェル

 

 エンジェルというのは投資家のことです。

 

 欧米では盛んに富裕層がエンジェルとして有望なベンチャー企業に投資をしています。

 

 日本でも、徐々にですがエンジェルによる出資というのも伸びてきています。

 

 ベンチャー企業投資促進税制というものも創設され、条件を満たせば出資した金額に税金が

 かからなくなるのです。

 

 

◎新株予約権(ストックオプション)

 

 ネット系のベンチャー企業を中心に、優秀な人材を採用するために、新株予約権(ストックオプション)

 を発行する会社が増えています。

 

 新株予約権(ストックオプション)というのは、あらかじめ設定した価格で新株を購入できる権利の

 ことを言います。

 

 株価が安いときに予約権を持っていれば、その会社が成長して上場したときに以前の価格で購入して、

 すぐに売却すれば、一般社員であっても高額な資金が手に入るのです。

 

 しかし、新株予約権(ストックオプション)は社債と一緒に発行したり、金融機関からの借入に利用する

 ことも可能になります。

 

 新株予約権(ストックオプション)付の社債の方が投資家が集まりやすく、資金調達がしやすくなるのです。

 

 金融機関も、新株予約権(ストックオプション)がある分、融資条件を緩くしてくれることもあるのです。

 

 

◎従業員持ち株会

 

 従業員持ち株会というのは、従業員が毎月一定額を給与から天引きして、その金額で会社の株を購入する

 仕組みのことです。

 

 社員が自社の株を持つことで、モチベーションの向上につながるとともに、毎月安定した資金が調達できる

 ことにもなるのです。

 

 業績が悪い会社や配当が出せない会社の場合、従業員持ち株会が給与から天引きすることに反発する従業員も

 出てくるので注意が必要になります。

 

 

◎中小企業ファンド

 

 中小企業ファンドというのは、ベンチャーキャピタルが設立する投資事業有限責任組合のことを言います。

 

 投資会社は目的に合わせたファンドを組成し、投資家から投資を募るのです。

 

 投資ファンドは集めた資金を参加するベンチャー企業などに出資するのです。

 

 

◎クラウドファンディング

 

 クラウドファンディングは、企業自らがファンドを組成し、直接個人投資家から出資を募る仕組みと

 なっています。

 

 新しい取り組みですが、不動産投資ファンドなどが多く、年率も5%を超えるものがあり、不動産投資が

 できるほど資金やノウハウがないけれども、銀行の預金金利には不満がある個人投資家に人気があります。

 

 一口数万円から出資ができるのが特徴で、インターネット上で簡単に不特定多数から出資を受けられるので

 中小企業のエクイティファイナンスの革命的な方法になるポテンシャルがあります。

 

 

◎事業譲渡(M&A)

 

 会社の事業部門を売却する、子会社を売却するという形で資金調達することも可能です。

 

 事業の一部を売却することも、事業部を売却することも、会社を丸ごと売却することも、株式の一部を

 売却することも可能です。

 

 

◎IPO(株式公開、上場)

 

 最終的な資金調達のゴールとされることが多いのがIPO(株式公開、上場)です。

 

 上場するということは、取引所で自社の株式が売買されるということになります。

 

 個人投資家が株を購入するので、大きな金額の資金調達が直接金融で可能になるのです。

 

 長期的、安定的な資金調達ができる、信用が増す反面、企業の経営情報の開示コストや第三者の買収リスク

 が発生してしまいます。

 

 

さいごに

 

 

 資金調達方法には、様々な方法があります。

 

 とくに中小企業の経営者は、銀行融資とビジネスローンぐらいしか思いつかないのですが、実際は食わず嫌い

 なだけで、労を惜しまなければ色々な資金調達方法が存在するのです。

 

 あなたの会社にあった資金調達方法が必ず存在するはずです。

 

 固定概念を外してチャレンジしてみましょう。