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個人事業主のファクタリンング 前編

2019/06/10
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個人事業主のファクタリンング 前編

 
 一般的には、法人の株式会社のほうが個人事業主よりも信用が高いイメージがあると思います。

 銀行の融資なども個人事業主に対する場合と法人に対する場合では取り扱いも多少変わってきます。

 今日、説明するのは個人事業主でもファクタリングが利用できるかという事です。

 融資のような貸し倒れリスクがあるものではなく、企業の債権という裏付けがあるので、個人事業主で
 あっても、法人あっても、同じようなファクタリングができるのではないかと思って、

 いざファクタリングを利用しようとして見ると、意外にも個人事業主ではファクタリングの審査が
 おりなくて驚く事があります。

 なぜ、個人事業主はファクタリングを利用しにくいのでしょうか。

 
個人事業主は法人よりも信用が低くみられるの

 
 その理由としては、法人の方が資産状態を明確にしているからになります。

 個人事業主の場合は、白色申告であれば多雨尺対照表を作成する必要もないので、青色申告を
 しなければ資産状況を報告する必要はありません。

 また、個人の確定申告は簡単なので税理士を雇って確定申告を行う事は少なく、第三者に個人事業主の
 帳簿の状態が適正化どうかを確認されることはありません。

 一方で法人の場合は、貸借対照表と損益計算書を税務申告の際に提出する必要がありますし、税務申告が
 複雑なために顧問税理士と提携しているこが一般的なので、税理士による第三者確認が行われています。

 このような制度上の違いがあるので法人の方が個人事業主よりも信用が高いのです。

 個人事業主の方が法人よりも信用が低いのですが、個人事業主であるからといってファクタリングが
 できないという事ではありません。
 
 むしろファクタリングは法人や個人事業主自身の信用ではなく相手企業の信用情報も考慮事項になるので、
 債権先の企業が大手企業や公共団体の様な場合は相手先の信用力がある分ファクタリングがしやすいです。

 個人事業主が法人よりもファクタリングを利用しにくい原因は他の所にあります。

 例えば、個人事業主がファクタリングを利用しにくい原因として挙げられるのが、売掛金の金額の
 少なさになります。

 個人事業主の方が法人よりも事業規模が小さいために保有している売掛金の金額も少なくなります。

 ファクタリング会社の視点で見た場合、1回数十万円のファクタリングをチマチマ行うよりも、数百万、
 数千万円規模のファクタリングを行う方が都合が良いのです。

 むしろ必要な経費や実動する人間の人件費を考慮すると数十万円規模のファクタリングにいちいち応じて
 いたのでは、経費が掛かりすぎて手間の割に利益が発生しません。

 売掛金の金額が小さい個人事業主のファクタリングは断られる傾向にあるのです。

 また、売掛債権の質もファクタリングが可能かどうかに影響します。

 毎月安定して取引があってきちんと入金されている企業への売掛債権はファクタリングしやすいのですが、
 発生している売掛金がごくわずかであったり、安定して取引されていない場合は突然未払いになることも
 考えられるので、ファクタリング会社の視点から見ると信頼性が低いため、あまりファクタリングしたくは
 ありません。

 個人事業主だからというよりも、事業自体に問題があるためにファクタリングを断られる場合もあります。

 先ほどあげたように、第三者が決算書を確認していないので事業が帳簿通り行われているか担保できない
 というのはもちろんの事、例えば資金繰りに瀕していて、税金や社会保険料を滞納している場合は、
 会社の資金管理に問題があるとみなされてファクタリング事業者も消極的になってしまいますし、
 必要な書類に不備があったり経営者が経理業務に関する知識が足りていない場合は取引先として不安が残ります。

 このように一口に個人事業主といっても、個人事業主だからファクタリングが利用できないのではなく、
 債権の質や、事業の在り方などに何らかの問題を抱えているためにファクタリングができないという事例が
 多いのです。