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個人事業主の経費、境界線について 後編

2019/07/22
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個人事業主の経費、境界線について 後編


経費として認められる境界線


 個人事業主の出費が経費として、認められる境界線があります。

 経費とプライベートな出費はきちんと区別しなければなりません。

 個人事業主の経費で注意すべき点は、経費と経費に当たらない出費の違いが不明瞭になってしまうことです。

 例えば、個人事業主が家の一角を事務所にしている場合、家賃や水道光熱費の全額を経費にするのは
 困難になります。

 電話や自動車をプライベートと仕事の両方で使っている場合も同様です。

 こういった個人事業主の経費は、いい加減にすべて経費として計上すると、税務署から経費として認め
 られないと否認され、トラブルにつながる可能性もあるので注意が必要になります。


プライベートと経費を分ける家事按分


 そんなときは、家事按分という考え方で、それぞれの出費を経費とプライベートに分割していきます。

 家事按分には、法的ルールはありませんが、仮に税務署から説明を求められたとき、個人事業主としてハッキリと
 答えられる根拠を示すことができることが大切です。


◎家賃

 個人事業主の事務所が住居と一体化している場合は、住居全体の面積と事務所スペースの面積の割合を割り出し、
 その数値から経費分としての家賃を算出します。

 例えば、全面積が80平方メートルのマンションに居住している場合、6畳の1部屋(約10平方メートル)を事務所として
 使用しているなら、割合はおよそ12.5%となります。

 家賃が10万円だとして、経費として計上できる家賃は12,500円ということになります。


◎水道光熱費

 個人事業主が契約している水道光熱費のうち、家事按分として割合を出しやすいのは電気代でしょう。

 自営業の業種によっても異なりますが、就業時間やコンセントの数など、さまざまな家事按分の考え方があります。

 あくまで一例ですが、室内でパソコンを使うような作業が多いような仕事は、就業時間を1日8時間とすると、1日で
 使用する電気代の3分の1を経費として計上できます。

 逆に、水道代やガス代は、業務で多用する職種以外は、家事按分としては少額になるのが一般的になります。


◎通信費

 個人事業主が使用している携帯電話の料金やインターネットプロバイダの契約費などは、仕事に不可欠なものです。

 理想は、プライベート用と業務用の電話を別々に分けておくこと。

 しかしそれが難しい場合は、これも家事按分する必要があります。

 携帯電話なら通話履歴からプライベート通話と業務用の通話の割合を出す、インターネットならプライベートタイムの
 使用時間と就業時間の使用時間を比較して割合を出すなど、根拠を示して家事按分をしましょう。


◎自動車関連

 個人事業主が使用する自動車も、携帯電話と同様にプライベート用と業務用の2台を所有するのが理想ですが、
 小規模事業者が多い個人事業主にとっては非現実的です。

 プライベートでの走行距離と業務での走行距離を計算して、家事按分の割合を決定しましょう。

 自動車関連の経費としては、自動車本体の購入代金、ガソリン代、駐車場費用、自動車税、車検代など、多くのものが
 含まれます。

 なお購入代金は、資産に計上し、減価償却で家事按分するのが一般的になります。


青色申告と白色申告


 個人事業主として、経費の話と切っても切り離せないのが、確定申告になります。

 日々の経費処理がスムーズに出来れば、後は事業に集中できるでしょう。

 その確定申告で必ず出てくる疑問点が、青色申告と白色申告どちらがいいのかということです。

 結論から言うと、現行制度では青色申告のほうが優遇されています。

 以前は一部対象者に限り白色申告にメリットがありました。

 平成25年まで、前々年分または前年分の所得の合計が、300万円を超えない場合、記帳と書類保管の義務が発生しません
 でした。

 そのため、小規模な事業や、事業を始めたばかりですぐに売上が伸びない時期には、白色申告を行うことで、面倒な
 記帳や書類保管を行わずに済んだのです。


さいごに


 七福神の法人向けファクタリングでは、個人事業主、自営業の方でも契約可能となっております。

 緊急で、お金が必要な際はぜひご相談ください。

 宜しくお願い致します。