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運転資金を融資するならどこがいい??基礎からメリット・デメリットなどを解説!~後編~

2019/09/25
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運転資金を融資するならどこがいい??基礎からメリット・デメリットなどを解説!~後編~

 

 

今回は後編についてご説明させていただきます。

 

◎運転資金の融資先について

 

①銀行融資

 

運転資金の融資を受ける場合に最初に検討するのは銀行融資でしょう。

 

ただし、銀行では通常、「運転資金」という形でサービスを取り扱っている訳ではありません。

基本的に商品名としては「事業者ローン」や「ビジネスローン」となっている場合が多い為、運転資金としての利用が可能かどうか事前に確認しておいた方が良いでしょう。

 

メリット=金利・利息が低い、融資が高額(1,000万円以上もあり)金融機関からの信用度が上がる

 

デメリット=審査が厳しい、保証人が必要となる場合が多い

 

 

②ノンバンク系からの融資

 

銀行融資が難しい場合、銀行以外の金融機関であるノンバンク系からの融資は、スピードを重視する運転資金の調達として活用できます。

ノンバンク系には主に消費者金融と信販会社の2つがあり、有名なもので言えばオリックス・クレジット株式会社の「VIPローンカードビジネス」やプロミスの「自営者カードローン」などが挙げられます。

 

特に最近ではカードローンタイプが普及しており、資金調達方法としてはトップクラスの利用のしやすさや手軽さから人気です。自営業者・法人向けがありますが、事業者によって対象が異なる為事前に確認する事が大事です。銀行融資が難しい場合はノンバンク系の融資は有効です。

 

メリット=審査スピードが早い(問題が無ければ1週間以内)、カードローンタイプも多く手軽

 

デメリット=金利が高い、限度額は高くても1,000万円まで

 

 

③公的制度融資(政府系金融機関)

 

国が100%出資している公的制度融資には、大きく分けて政府系金融機関と地方自治体からの融資の2つがあります。日本金融公庫や商工組合中央金庫で募集されているものが政府系金融機関の公的制度融資です。

 

税金で運用されている事も理由ですが審査の厳しさは銀行融資以上であり、事業計画書などの書類提出が義務付けられている事がほとんどです

 

日本政策金融公庫のHP上で検索がおこなえますので、融資を検討する場合は目的の融資を確認してみましょう。

 

メリット=金利が低い、専門家からの助言を受けられるものも存在する

 

デメリット=審査が非常に厳しい、創業2年以上という条件が多い

 

 

④公的制度融資(地方自治体)

 

上記の政府系金融機関に対して、各都道府県で募集されている小規模事業資金などが地方自治体からの融資となります。名目上は助成金や補助金として取り扱われている事もありますので、運転資金として活用できるものを自身で探す必要があります。

 

大々的に募集がおこなわれていませんので目的の資金を探すのに時間が掛かる可能性があります。例えば、中小企業庁の「ミラサポ」という専門サイトを利用する事で比較的スムーズに探せる可能性があります。

 

メリット=金利が低い、専門家からの助言を受けられるものも存在する

 

デメリット=審査が非常に厳しい、数が多い

 

 

⑤手形割引

 

手形割引は期日前の手形を銀行などの金融機関や手形割引専門業者に買い取ってもらい現金化してもらう方法です。運転資金以外でも、様々な用途で利用されている方法と言えます。

 

手形割引を利用する際は、銀行ならば取引規定約定所の提出が必要であり、手形割引専門業者に依頼した場合も規制に沿った手続きをおこなわなければなりません。

 

一定の手数料が必要となるほか、手形の振出人(発行した人)に支払能力が無ければ手形割引が成立しないのが特徴です。業界大手の「大黒屋」の他、様々な業者が手形割引を取り扱っています。

 

メリット=審査スピードが早い、全国に業者が多く存在する

 

デメリット=手数料が掛かる、手形が必要となる

 

 

⑥不動産担保ローン

 

不動産を担保として融資を受ける場合は、1,000万円を超える高額な融資を受ける事も可能です。借入先としては銀行や消費者金融などがありますが、金額や審査方法が異なる為別の調達方法として紹介させて頂きました。

 

不動産の登記確認などの作業がある為、時間は掛かってしまいますが、銀行やノンバンク系の事業性融資と違い事業歴が浅くとも審査に通過する可能性が高いと言えます。

 

メリット=高額な融資が可能、業歴が浅くても審査をクリアする可能性がある

 

デメリット=不動産(建物・土地)等が必要となる、返済不可能となった場合リスクが高い

 

 

⑦ファクタリング

 

売掛債権を現金化するファクタリングは、近年急速に利用者が増えているサービスです。

 

手数料が掛かる事などは手形割引と同じですが、貸し倒れリスクをファクタリング会社が負担する事などの違いがあります。

 

手数料は2社間・3社間で異なっており、2社間であれば売掛債権買い取り金額の10%~30%、3社間であれば1%~5%ほどになります。簡単、そして手軽に利用できる資金調達方法という事で今後は益々需要が高まっていくサービスだと言えるでしょう。

 

メリット=融資ではないので手軽に利用できる、担保も不要

 

デメリット=銀行融資など他の方法と比較すると手数料が高い

 

 

◎運転資金の融資で注意すべきポイント

 

担保や保証人については調達方法によって異なりますが、運転資金の融資に申し込んだ際は必ず審査がおこなわれる事となります。事業の内容や会社の経営状況によっても異なりますが、運転資金に申し込む際に気を付けるポイントを整理します。

 

*運転資金の必要性

金額や期間、返済計画などを詳細に説明できるか

 

赤字や債務超過の場合は立て直せる見込みはあるか

 

基本的には上記のような点に注意するのが良いでしょう。申し込みにあたり「なぜ運転資金が必要なのか」を明確にするとともに、融資金額や期間、返済計画などについても算出しておく必要性があります。

 

なお、既に運転資金がショートし経営状況が思わしくない場合は、売上を拡大する・経費を削減するなどの対応策を取る必要があります。

 

その上で合理的な説明が必要となりますので注意が必要です。

 

 

◎まとめ

 

運転資金は事業をおこなっていく上で必要不可欠なものです。

 

運転資金の重要性について認識するとともに、常に「どのくらいの金額が必要となるか」「銀行融資は可能か」「その他金融機関から借入できるか」などを調べておく事も重要なポイントです。

 

今回、運転資金の融資先・調達先として銀行融資の他、いくつかピックアップしましたが、将来的に運転資金が足りなくなると予想される場合は、早めに融資・調達を検討して事前に備えておくと良いでしょう。資金についての不安を先に無くしておけば、経営・事業も安心しておこなっていけるはずです。

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、前編・後編に分けてお話ししてきました。

 

何かご不明な点などあれば、弊社七福神までお問い合わせください。