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個人事業主や中小企業の味方?!日本政策金融公庫のメリットやデメリットは?

2019/10/11
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個人事業主や中小企業の味方?!日本政策金融公庫のメリットやデメリットは?

 

お金を借入する時に多くの方が思いつくのが、銀行からの融資ですね。しかし、銀行融資は小規模な企業者や起業したばかりの方が借入するのは難しい場合があります。会社の起業時、個人事業主の方、中小企業に至るまで、「お金の借入をする」際にとても役に立つ金融機関が日本政策金融公庫です。本日は、日本政策金融公庫のメリット、デメリットのついてお伝えしていきます。

 

日本政策金融公庫とはどんな機関なの?

日本政策金融公庫とはなかなか聞きなれない言葉ですが、これは資本金の全額を政府が出資している政府系の金融機関です。その特徴として、個人事業主や中小企業を支援するための政策、方針にもとづいて融資が行われる政府系金融機関になります。

銀行から融資を受けにくい個人事業主や中小企業、これから起業を考えている方向けの融資を主な業務としています。特に、創業資金融資を行ってくれる銀行は少なく、運転資金や開業資金を借入したい方にとって貴重な金融機関といえるでしょう。

 

日本政策金融公庫のメリットについて

 

[開業時の融資について]

日本政策金融公庫の最大のメリットとしてあげられることは「開業時でも融資を受けられる可能性がある」ことです。業歴が浅く、起業して間もないと銀行からの融資が受けられないことが多くあります。しかし、日本政策金融公庫の場合は、起業して間もない方だけではなく、これから起業を考えている方でも融資を受けられる可能性があるのです。

 

[個人事業主や小規模事業者でも利用できる]

業歴があり、赤字でないとしても、個人事業主や小規模事業者は、銀行から相手にされにくいという問題があります。銀行の場合、「利益追求が目的」とされているので、個人事業主や小規模事業者向けの融資は、規模が小さいので、積極的な融資にはつながりません。その点、日本政策金融公庫は、利益追求を目的にしておらず、個人事業主や小規模事業者の経営安定が目的をなっています。そのため、小規模の融資でも対応してもらいやすいのです。個人事業主や小規模な事業者にとって、日本政策金融公庫の利用はメリットが大きいのです。

 

[連帯保証の条件の緩和がある]

一般的な銀行に比べると、日本政策金融公庫は担保や連帯保証人の条件はかなり緩くなっています。特に創業資金の場合、創業者が連帯保証人になってしまうと非常に高いリスクを負うことになり、事業で万が一失敗してしまうと、開業以前に蓄財した資産まで返済に充てることになります。そのため、その後の生活にも大きな影響を及ぼしてしまいます。

しかし、日本政策金融公庫の場合は、新創業融資制度を活用すれば、創業者が連帯保証しなくても融資を受けることが可能になり、創業者にとって非常に活用しやすい融資です。

 

[長期返済が可能]

運転融資を受けた際の返済期間ですが、銀行から運転資金の融資を受けると数か月から1年程度の短い期間を設定されてしまうことも少なくありません。本来、運転資金は事業構造が大きく変わらない限り、不要となることはないので、短期間での返済は難しいにも関わらず短期間に設定されることが多いです。銀行の場合、融資先の経営状況を確認しており、懸念があればすぐに融資を引きあげることを考えているのです。そのため、長期返済の契約を好まない傾向にあります。しかし、日本政策金融公庫の場合は、先ほどの申しあげたように小規模な事業者の経営安定を目指していますので、銀行とは対照的に運転資金の長期借入が可能となっています。また、据え置き期間を設定し、借入当初は利息だけを支払えば元本の支払いはしなくても良いという契約を行うこともできるので、創業融資を考えている方には非常にメリットは大きいでしょう。

 

日本政策金融公庫のデメリットについて

 

[金利水準が高い]

企業が成長し、中小企業であっても銀行のプロパー融資を受けられるようになると、資金調達の金利水準は大幅に低くなるのが一般的です。プロパー融資とは、銀行独自がリスクをとって行う融資のことで、プロパー融資は、金利が低く、調達できる金額が大きくなることが特徴としてあげられます。しかし、日本政策金融公庫からの借入金利は、プロパー融資に比べれば高めに金利水準となることがデメリットです。日本政策金融公庫の融資を受けている事業者は、銀行からのプロパー融資を受けられるようになって、金利水準をさげることが目標です。

[日本政策金融公庫は審査に時間がかかる]

もう1つのデメリットとしてあげられることは、日本政策金融公庫の融資を受ける場合、審査に時間がかかることです。事業速度が遅く、融通が利かないことも特徴としてあげられます。

形式的に定められた書類の提出、書類を提出してからの面談、融資審査などがあり、実際に融資を受けられるまでは1か月半~2か月程度かかることもあります。そのため、日本政策金融公庫の借入は余裕持って申し込みできる資金に限られます。

 

[交渉の余地が少ないこと]

銀行の場合、定期預金の作成や総合振り込みの活用、メイン口座の設定などを条件として融資条件をよくすることも可能です。

しかしながら日本政策金融公庫にはこういった取引条件に関する交渉余地はほとんどないです。決められた制度に基づいて融資申し込みや契約を行うので、融資に対する交渉余地がないこともデメリットとしてあげられるでしょう。

 

[書類準備が必要]

日本政策金融公庫から融資を受けるためには「事業計画書」や「資金繰り表」などの書類の作成が必要となり、手間と時間がかかるので、こちらもデメリットといえるでしょう。

日本政策金融公庫からの融資は、融資制度に該当している方がしっかり書類を準備して申し込みすれば審査に通る可能性が高まります。しかし、事業計画書や資金繰り表などは個人事業主や小規模事業者には不慣れな資料となることも少なくなく、これらの準備が大きな負担となることもあります。

 

日本政策金融公庫から融資を受ける際のメリットデメリットをお伝えしました。日本政策金融公庫は銀行から融資を受けることが難しい、会社起業時や個人事業主や小規模事業者の方、開業間もない方、企業再建を図る方などが融資を受けられる可能性が高いことがメリットになります。

一方で、審査や融資までに時間がかかること、金利水準が高い、書類の作成に手間がかかることが日本政策金融公庫のデメリットになります。

しかしメリットも多くあるので、日本政策金融公庫の特徴をきちんと理解して活用することが望ましいです。