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ファクタリングでオフバランス化するメリット

2019/11/28
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ファクタリングでオフバランス化するメリット

 

 

ファクタリングは、単に資金繰りを改善するだけでなく、財務内容についてもプラスの効果をもたらします。

 

自己資本比率や総資産利益率を上げたい企業経営者や個人事業主にとって、ファクタリングは有効な手段なのです。ファクタリングによって資産をオフバランス化することは、融資を受けやすい状況が整うなど、様々なメリットに繋がっていきます。

 

資金調達と財務内容のオフバランス化を同時に行えるファクタリングの特徴について詳しく説明していきます。

 

 

*信用力が上がる!!資産のオフバランス化のメリット

 

資産のオフバランス化とは、貸借対照表(バランスシート)に記載されている資産の一部を「資産の部」から外すことを指します。総資産額を減らすことになるため、総資産利益率と自己資本比率を上げる事に繋がるのです。

 

つまり、少ない資産で利益を上げた事になるため、財務内容について対外的な信用力が高まるようになります。ファクタリングでは売掛債権という資産をファクタリング会社に買い取ってもらうため、資産を圧縮すると同時に現金も増やす事になり、より健全な財務内容を構築できるのです。

 

資産のオフバランス化によって経営指標が良くなれば、ファクタリング以外の資金調達も行いやすくなるでしょう。銀行などの金融機関や自治体からの信用評価が上がる事によって、融資の審査にプラスの影響をもたらすはずです。

 

資金繰りの改善や資金調達方法の幅が広がる事によって、より安定的な経営を実現できます。会社の財務内容を改善していくためには、場当たり的ではなく戦略的に取り組んでいく必要があるものです。売掛債権などの流動資産をうまく整理していくことで、対外的な信用力を高めてみましょう。

 

 

*効果がたくさん!ファクタリングのメリット

 

ファクタリングの最も大きな特徴は、保有する売掛金などの売掛債権を早期に現金化できる点です。

 

融資ではなく資産の売却であるため、審査のスピードも速く、借入金などの負債が増える事もありません。売掛債権の信用度そのものが重視されるため、たとえ赤字決算が続いていたり債務超過に陥ったりしていても、ファクタリング契約を結ぶのは可能です。

 

売掛債権を早期に現金化する事によって、運転資金が増えるため資金繰りの改善に役立ちます。資金用途が限定されていないため、さらなる投資や営業活動に資金を回す事もできるでしょう。

 

また、ファクタリングを行う事によって、会社の純利益自体は減るため節税にも繋がります。ファクタリング会社に支払う手数料は、「支払割引料」として損金算入ができるのです。

 

貸倒引当金などと比べてもシンプルな仕組みであり、償還請求権をつけない契約であれば売掛債権の回収リスクも無くすことができます。企業会計では取引先に対する債権が回収不能になってしまうリスクに備えて、貸倒引当金を計上することが可能です。

 

しかし、法人税法で定められたルールに従って処理をする必要がある上に、貸倒引当金として計上できる限度額もあります。取引先が万が一倒産してしまった場合には、資金を回収する事ができなくなってしまうでしょう。

 

ファクタリングでは、償還請求権をつけない契約によって、その後の返済義務が発生する事はありません。仮に取引先が倒産して、支払い不能の状態になったとしてもそのリスクはファクタリング会社が負うためです。

 

ファクタリングは売掛債権の早期現金化と純利益の減少を同時に行えるため、結果的に現金の流出が減ることに繋がります。資金繰りの面でプラスになるだけでなく、会社の財務内容の改善にも力を発揮するのです。

 

純資産利益率を高めることに繋がるため、対外的な信用力も増し、銀行融資などを受けやすい環境が整うでしょう。銀行融資などでは、たとえ借り入れができたとしても、代表者の個人保証や担保の提供を求められるのが一般的です。

 

しかし、ファクタリングは融資ではなく資産の売却であるため、保証人や担保は不要となっています。契約内容によっては、償還請求権をつけない事もできるため、仮に売掛先が倒産したとしても返済の義務を負いません。

 

あくまで、ファクタリング会社に手数料を支払って、売上債権を買い取ってもらうというシンプルな仕組みなのです。業者の中には、個人保証や公正証書の作成を求めてくるところもあるものの、悪徳業者である可能性があるので別の会社を利用する方が良いと言えます。

 

営業認可を受けた業者は、法務省がホームページで公開しているので参考にしてみましょう。ファクタリングは、銀行などから融資受けをられなかった場合でも、申し込む事が可能です。売上が上がっているにも関わらず、手形決済などで支払い期間が長い時には、黒字でも手元に現金がないといった状態はあるでしょう。

 

また、銀行融資を待っていては手形決済や買掛金の支払いに間に合わないといった時にも、ファクタリングは効果を発揮するはずです。銀行融資や手形割引などと違い、ファクタリングの審査では会社の財務状況はあまり重視されません

 

あくまでも、売掛債権の信用度が重視されるので、審査がスピーディーであるのもメリットだと言えます。黒字倒産を避けるためにも、ファクタリングの活用を検討してみましょう。

 

 

*ファクタリングを利用しない場合の仕訳例

 

ファクタリングを利用しない場合で、銀行融資を受けたい時の仕訳例を見ていきましょう。

 

売掛金1000万円、仕入れ値600万円、資本金500万円で銀行から900万円の融資を受けた場合に、貸借対照表は次のようになります。

 

借方は現金1400万円(資本金+銀行融資)、売掛金1000万円です。貸方は流動負債900万円、買掛金600万円、資本金500万円、利益余剰金400万円というような仕訳となります。

 

その一方で、損益計算書では売上1000万円、支出600万円、利益400万円と記載されます。純資産利益率については、当期純利益400万円÷総資産額2400万円(資本金+銀行融資+売掛金)となり、結果として総資産利益率は16.6%になるのです。

 

 

*ファクタリングを利用した場合の仕訳例

 

ファクタリング契約を手数料10%で行った場合の仕訳例を見ていきましょう。

 

貸借対照表の借方は、現金1400万円(ファクタリングで得た資金+資本金)、売上債権譲渡損100万円(ファクタリング手数料)となります。

 

貸方は買掛金600万円、資本金500万円、利益剰余金300万円です。損益計算書の記載は、売上1000万円、支出600万円、ファクタリング手数料(支払割引料)100万円、当期純利益300万円となります。

 

これによって求められる純資産利益率は、当期純利益300万円÷純資産額1400万円(資本金+ファクタリングで得た資金)で、純資産利益率21.4%となるのです。

 

 

*ファクタリングによるオフバランス化の効果とは??

 

銀行融資とファクタリングを実施した場合の仕訳例をそれぞれ比べてみると、ファクタリングを利用した方が純資産利益率が4.8%程度高い事がわかります。

 

総資産利益率は資産に対する利益率を示すものであり、金融機関の融資では重要な経営指標として判断されるものです。純資産額が少なくて利益率が高いということは、利益効果が良くて経営が順調であるというアピールに繋がります。

 

ファクタリングを行えば、売掛債権といった資産を圧縮できるため、財務内容を改善できると言えるでしょう。安定的な経営を行っていくためには、資金調達方法は1つでも多い方が良いと言えます。

 

銀行融資を検討する際も、先にファクタリングを行って資産のオフバランス化を図る事が大切です。財務内容を改善した上で融資を申し込むことで、審査に通過しやすい状況を生み出していけるでしょう。

 

 

*ファクタリングによるオフバランス化のデメリット

 

ファクタリングによって資産をオフバランス化するデメリットとしては、契約のための手数料が発生してしまう点が挙げられます。

 

ファクタリング会社も民間企業であるため、契約にあたって手数料が必要になるのは仕方がないものです。しかし、契約内容次第では手数料を抑える事も可能であるため、じっくりと検討する姿勢を持つことも大切だと言えます。

 

手数料の面で気を付けておきたい点は、相場よりも異様に安い手数料を設定しているファクタリング会社は利用しないという事です。手数料は安いほど良いと言えるものの、他の会社と比較して価格設定に明らかな開きがある時は、悪徳業者である可能性もあるので警戒しておきましょう。

 

後から不当な名目で代金を請求されたり、売掛債権そのものを安く買い叩かれたりする恐れもあります。ファクタリング契約は非課税るため、見積書に消費税の項目がある場合には契約を避けましょう。

 

また、着手金や事務手数料といったものも無料に設定している会社も多くあるので、他社と比べながら利用する会社を選ぶことが肝心です。手数料を賢く抑えていくためには、契約内容や見積書を細かくチェックするようにしましょう。

 

 

*信用度UP!!ファクタリング手数料を少なく抑える方法

 

ファクタリング会社に支払う手数料は、工夫次第で少なくしていく事ができます。

 

ファクタリングの手法は大きく分けて2つあるものの、2社間ファクタリングよりも3社間ファクタリングを選んでみましょう。2社間ファクタリングは売掛債権を譲渡した事実を取引先に知られることがないメリットがあるものの、業者からすれば債権の信用度に対する調査手間が掛かってしまうため割高な手数料が設定されています。

 

また、売掛金を回収した時には利用者側がファクタリング会社に送金する必要があるため、双方にとって労力が掛かってしまうものです。3社間ファクタリングであれば、取引先も交えた契約となるため。業者としても信用調査や資金の回収といった面でメリットがあります。

 

そのため、3社間ファクタリングの場合は手数料が低めに設定されているのです。複数の売掛債権を保有している場合は、できるだけ信用度の高い債権でファクタリング契約を行ってみましょう。

 

上場企業や大手企業といった資本力の強い企業の売掛債権であれば、売掛金が回収不能になってしまうリスクは低いと言えます。そのため、ファクタリング会社としても好条件で買い取りたいと考えるため、手数料が低くなったり買取価格がアップたりします。

 

そして、信用度の高い売掛債権でファクタリングを行うならば、償還請求権をつけても良いでしょう。償還請求権とは、契約後に売掛先が倒産して回収不能に陥った場合、利用者側に返済義務が発生するというものです。

 

売掛先の信用度が低い場合には慎重に検討する必要があるものの、信用度の高い場合にはあえて償還請求権をつけることによって手数料を安く抑えられます。ファクタリング会社としても、回収不能のリスクを軽減できるため、利用者側にとって有利な条件となるのです。

 

いずれにしても、売掛債権の信用度を精査した上で、じっくりと判断する姿勢を持つことが大切だと言えます。急いで資金繰りを改善させようとして不利な条件で契約を結んでしまっては、後々トラブルになってしまう可能性もあります。

 

特に、初めてファクタリングを利用する時には、複数の会社から見積書をとるなどして契約内容や手数料の面をしっかりと検討しましょう。

 

 

*資金調達とオフバランス化の両方を実現する

 

安定的な経営を行っていくためには、資金繰りに意識を傾けておく必要があります。

 

ただ、売上の減少や支払いサイクルの影響などによって、急に資金繰りが悪化してしまう事もあるのです。そうしたときに、早期に資金繰りを改善する方法としてファクタリングが活用できるでしょう。

 

ファクタリングは単に保有している売掛債権を現金化するだけなので、財務内容にも負担を与えません。むしろ、資産を圧縮する事にって資産のオフバランス化を実現する事に繋がります。

 

財務体質をスリム化すれば、金融機関などからの評価も上がるため、銀行融資といった他の資金調達も行いやすい環境が整うでしょう。また、ファクタリングを活用すれば業者に支払う割引料を損金として計上できるため、節税対策にもつながります。

 

手元の現金を増やし純利益を減らせるため、結果的に現金の流出を抑えられるのです。会社の資金繰りに悩んでいる時や積極的にビジネスチャンスを活かしていきたいと考える時には、ファクタリングの活用を検討してみましょう。

 

会社の財務内容を改善しつつ、手元の資金を増やしていく事で安定的な経営を行っていけるはずです。定期的に会社の財務状況をチェックして、資産を有効活用する事が大切だと言えます。ファクタリングによって、資金調達と資産のオフバランス化の両方を実現てみましょう。