BLOG

少額の債権買取はファクタリング会社ではお断りって本当?

2019/12/04
ロゴ

少額の債権買取はファクタリング会社ではお断りって本当?

少額の売掛債権でファクタイングをしたい場合には、ファクタリング会社から利用を断られることも考えられます。

本日は少額の売掛債権の持つデメリットやリスク、そして少額の売掛債権のファクタリング時の注意点などについてお伝えします。

 

少額の売掛債権の回収は大変!

数万円から数十万円といったレベルの少額売掛債権の回収は大変なものです。

金額が金額なだけに、取引先へ強く督促することが出来ずに、結果として諦めてしまっていたり、問題視しないようにしているといった状況が多くあるようです。

未払いの売掛債権は訴訟を起こせばほぼ確実に支払われるでしょうが、訴訟を起こす手間やコストを考えれば割に合わないことがお分かり頂けるでしょう。しかし、いくら少額といえども、未回収が増えればその金額が膨れ上がり、大きなデメリットやリスクに繋がります。

少額債券の未回収が持つリスクについて、以下でみていきましょう。

 

  1. 未払いの常習化

    少額の債権を回収せずに、特にアクションも起こさずにいると、取引先も問題意識が徐々に薄れていき、次第には未払いが常習化される恐れがあります。

    また業界の中でも少額の債権について対応が甘いと噂が広まると、最初から踏み倒す意図をもって取引を持ちかけてくる悪質な企業も現れてしまいます。

    最近ではSNSなどで拡散される場合もあり、注意しなければなりません。

 

  1. 社員の不正行為につながる可能性

    督促など積極的に回収行為を行っていない少額の売掛債権の場合、社員が裏で回収を行い、着服してしまう恐れもあります。

    金額は数万円程度ですと、着服しても分からないもしくはバレないだろうという意識が働きます。

 

  1. 会社の資金繰りの悪化

    1つ1つを見れば少額かもしれませんが、ちりも積もれば山となると言ったことわざがある様に、総計すると大きな金額になります。

    当然ながら1つ1つの売掛債権をきちんと回収しないと、会社の資金繰りが悪化してしまい、資金ショートを起こす可能性があります。また、会計上は売上となっていても実際にはキャッシュを手にしていない為、「貸借対照表」や「損益計算表」の利益欄が一致しないということも出てきます。決算をあやまってしまうと、追加課税の対象となってしまうこともあり、銀行の評価が下がることもあるので、注意が必要です。

 

  1. 損失を取り返すことが難しい

    例に挙げるとすると、20万円の少額の売掛債権を回収しなかったとして、その損失を取り返すのは20万円以上の売上が必要になります。当然ながら、総収益=利潤ではありませんので、損失を補てんするには膨大な労力や人件費がかかることはお分かり頂けるでしょう。結果として、損失を取り戻す為に損失を増やす結果を招いてしまいます。このようなリスクもあるので、少額債券といえども決して軽視してはいけないのです。

 

少額売掛債権でのファクタリング利用について

ファクタリングとは、未回収の売掛債権をファクタリング会社に売却することで資金を得る資金調達方法になります。

では実際に100万円以下の小額債権でもファクタリングは利用できるのでしょうか?結論から言うとほとんどの場合、少額の売掛債権でのファクタリングが難しいです。

 

  1. なぜ少額ファクタリングは出来ないのか?

    少額な売掛債権がファクタイング出来ない理由として挙げられることは、それはファクタリング会社にとって利益が少ないからです。売掛債権を買取るファクタイング会社は、売掛金に料率をかけて手数料として利益を得ています。例えば、200万円の売掛債権を5%の手数料でファクタリングした場合を考えると、ファクタリング会社の利益分は、

    200万円×5%=10万円

    となります。

    しかし、30万円の売掛債権をファクタリングする場合には、

    30万円×5%=1.5万円

    となります。利益分は1.5万円にしかならないのです。ファクタリング会社からすると、労力の割に得られる利益が少ないので、少額の売掛債権の時には利用を断る可能性があるのです。

 

  1. たとえ利用出来たとしても手数料が高い

    たとえ少額の売掛債権でもファクタリングしてくれる会社は存在しています。しかし、少額のファクタリングの場合には、手数料が割高になるケースが多いです。

    ファクタリングでは売掛金額によって手数料が増減しますが、基本的に売却金額が低くなれば低くなるほど、手数料は高くなります。ファクタリング会社もボランティアではないので、手数料を高くしないとファクタリング会社の方でも利益の確保が出来なくなってしまうからです。そのため、少額の売掛債権をファクタリングした場合には、得られる金額は少額でしょう。

 

  1. 少額の売掛債権をファクタリングしたい場合

    どうしても少額の売掛債券でも、ファクタリング出来る場合があります。その方法とは、複数の少額の売掛債権をまとめてファクタリングするということです。例えば、20万円の売掛債権が5つあるとすると、「20万円×5つ=100万円」という計算が出来ます。これならば、100万円以上の売掛債権になりますので、下限のあるファクタリング会社でも利用できる可能性があります。特に金額が小さい売掛債権がある場合にはまとめてファクタリングを利用することも検討しましょう。

 

本日は少額の債権買取はファクタリング会社ではお断りって本当?についてお伝えしました。

少額の売掛債権の場合、回収することに手間を感じてしまい、何もしないという経営者の方は多くいる様です。しかし、上記でご説明したようにリスクを伴うことになりますので、少額といえども回収業務は必ず行いましょう。

また、資金繰りで困ってしまい、ファクタリングを利用したい場合でも少額の売掛債権では対応してもらえないといったこともあります。少額の売掛債権がある時には、まとめてファクタリングをすることも検討しましょう。