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ファクタリングの今までの歴史や将来の動向

2019/12/15
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ファクタリングの今までの歴史や将来の動向

 

 

会社が資金調達を行う方法はさまざまですが、売掛金を譲渡するファクタリングという方法もあります。ファクタリングサービスの利用を検討している場合は、その市場規模も知っておいた方が良いでしょう。市場規模が大きければ取引量や業者の数も多くなります。信頼できる業者を見つける事も可能です。そこで、ファクタリングサービスの市場規模について解説していきます。

 

 

*ファクタリングサービスの始まり

 

ファクタリングサービスの市場規模を確認する前に、サービスの始まりについて理解しておく事も大切です。

 

ファクタリングサービスが始まったのは欧米です。1900年頃には実際にビジネスの場で利用されるようになっていました。売掛金の譲渡によって資金調達を図りたい会社のニーズの高まりと、リスクをとって売掛金を買い取る業者の増加によって、広く使われるようになります。

 

欧米は、製造業などの事業だけでなく、金融ビジネスが盛んであることも特徴です。その為、ファクタリングサービスが生み出されやすい環境にあったことも、早くからファクタリングサービスが誕生した理由の1つです。

 

日本でファクタリングサービスが導入されたのは、1970年頃です。しかし、当初はあまりファクタリングサービスは注目されませんでした。

 

日本では手形取引が中心で、受取手形は裏書譲渡や手形割引によって現金化することができた為、売掛金の譲渡による現金化のニーズは高くなった事が理由です。

 

 

*ファクタリングサービスが広まったキッカケ

 

日本でファクタリングサービスが広がったのは、バブル崩壊後だと言われています。

 

バブル崩壊によって手形取引が減少し、売掛金の譲渡による現金化ニーズが高くなった事が背景にあります。手形割引による現金化は、手形の発行会社が倒産した場合、金融機関に担保として提供していた手形の額面金額を償還請求されるリスクがあります。

 

バブル崩壊によって多数の会社が倒産することにより、割引手形の償還負担による連鎖倒産などが発生したことが、手形割引減少の原因です。

 

また、インターネットの普及も手形割引が減少した要因の1つだと言われています。手形は書面で行われるのが一般的でしたが、インターネットの普及により電子決済が進みます。

 

ファクタリングは、債権そのものを証明する手形のような書面が必要ない売掛金を譲渡する取引です。インターネットの普及は、ファクタリングを行いやすい環境を整えることに一役買いました。

 

さらに、政府としてファクタリングを含む電子決済や資産流動化による資金調達を積極的に推奨するようになったことも、ファクタリングサービスが広まった理由です。

 

 

*ファクタリングの市場規模や取引高の状況

 

ファクタリングの市場規模や取引高を知っておくことは、サービス利用にあたっての予備知識として役に立ちます。

 

日本よりファクタリングサービスの歴史が古い欧米では、日本の10倍の市場規模があると言われている事をまずは知っておきましょう。しかし、日本の市場規模もそれなりに大きなものに成長しています。

 

2016年における日本のファクタリング取引高は、国内ファクタリング、国際ファクタリングの両方を合わせると、約500億ドル規模になっています。1ドル100円で計算すると、約5兆円規模の市場だということです。

 

内訳は、国内ファクタリングが485億8400万ドル、国際ファクタリングが8億8200万ドルです。圧倒的に国内ファクタリングが多いという結果になっていますが、資金調達したい通貨が主に日本円であることを考慮すると、当然の結果だと言えるでしょう。

 

市場規模が大きくなる事によって、利用する会社が増加し、取り扱うファクタリング業者も着実に増えてきています。

 

 

*人気の高いファクタリングサービス

 

ファクタリングには、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。

 

そのうち、注目されているのは2社間ファクタリングです。2社間ファクタリングとは、売掛金譲渡を行う会社とファクタリング業者の2社間でファクタリング契約を行う方法です。

 

売掛先会社は契約当事者に含まれません。一方、3社間ファクタリングとは、売掛金譲渡会社、売掛先会社、ファクタリング業者の3社間でファクタリング契約を行う方法です

 

2社間ファクタリングが注目されている理由は、自社の信用情報だけでファクタリングを実行して早期に現金化を実現できることです。売掛金譲渡会社とファクタリング業者だけで契約を行うことになる為、売掛先会社には通知は行われません。

 

その為、売掛先会社に知られることなく資金調達ができる事がメリットです。また、ファクタリング契約を行うにあたっての審査では、主に売掛金譲渡会社の信用調査が行われるため審査期間が短く、早期に現金化できることも注目されている理由だと言われています

 

結果として、2社間ファクタリングを利用する会社が多くなっているのが実態です。

 

 

*ファクタリングは今後も拡大する??

 

中小企業は、大企業のように潤沢な自己資金を確保しながら経営しているケースは少ないと言われています。

 

また、金融機関から融資を受ける場合も、大企業と比べると信用が低い為、思ったように資金調達できないケースも多いです。さらに、融資を受ける際に求められる担保を確保することも簡単ではありません。

 

短期的に資金不足に陥った場合に、金融機関からの融資を機動的に受ける事が難しい時は、売掛金の譲渡を行うファクタリングは有効な資金調達方法です。

 

売掛金の譲渡であれば、融資を受けるわけではない為、担保を提供する必要はありません。また、金融機関からの融資を受ける場合と比べると、審査も短時間で終わるため、早期の現金化を実現しやすいというメリットもあります。

 

ファクタリングは、今後も中小企業を中心に有効な資金調達手段として広がっていく可能性があることが予想されています。

 

 

*市場規模が大きいファクタリングを利用しよう

 

ファクタリングは、基本的には自社が保有している売掛金があれば利用できる資金調達手法です。

 

そのため、金融機関からの融資を受けられない場合であっても利用できるメリットがあります。また、日本における国内ファクタリング取引高が数百億ドル規模に成長していることは、ファクタリングサービスが利用しやすくなっている事や利用ニーズが高まっている事の証です。

 

その為、短期的な資金調達手段としてファクタリングサービスを利用することは価値があると言えます。経営者としては、売掛金を活用して資金調達できるということを認識しておき、積極的にファクタリングサービスを活用してみましょう。