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ファクタリング利用前に確認しておきたいデメリットとは??

2019/12/19
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ファクタリング利用前に確認しておきたいデメリットとは??

 

 

ファクタリングは上手く利用すれば、資金繰りを改善できる利便性の高いサービスです。

 

優良な売掛債権をファクタリング会社に買い取ってもらう事で、即日現金化する事ができます。銀行融資やビジネスローンとは異なるサービスなので、融資の審査に通らなかった場合でも利用できる可能性があります。

 

しかし、実際にファクタリングを利用する前に、デメリットも把握しておく事も重要です。今回はファクタリングのデメリットについて説明していきたいと思います。

 

 

デメリット❶ 手数料を支払う必要がある

 

ファクタリングを利用することで、売掛金を支払い期日よりも前に現金化する事ができます。

 

資金繰りに苦しんでいる企業にとって、売掛金を必要なときに現金化できるサービスは利用価値が高いものです。しかし、ファクタリングを利用するためには手数料が掛かります。

 

ファクタリングは即日資金調達ができる便利なサービスですが、手数料が差し引かれる分、売上が減少してしまうということがデメリットです。

 

ファクタリング会社から利用会社に売却した債権分の資金が振り込まれる際は、手数料が差し引かれた金額になります。支払い期日の到来まで待てば、売掛金は全額納入企業が受け取る事ができます。

 

しかし、ファクタリングで債権を売却した場合は、全額受け取ることはできません。そのため、ファクタリングは企業がどうしても売掛金の支払い期日よりも前に現金が必要な時に、一時的に利用するサービスです。

 

何度も利用すると費用が掛かる為、収入が減少してしまいます。企業の経営を圧迫しかねない為、頻繁なファクタリングの利用には注意した方がいいでしょう。

 

ファクタリングには、資金調達を目的としたサービス以外にも、売掛債権の回収を保証する保証ファクタリングというサービスもあります。

 

保証ファクタリングとは、売掛先が倒産して売掛金が回収できなくなった場合に備えて、債権の支払いをファクタリング会社に保証してもらうサービスです

 

保証ファクタリングは債権回収のリスクを軽減できることがメリットですが、保証料を払い続ける必要があります。保証ファクタリングを利用する場合は、債権の未回収率と保証料、どちらが低いのかを比べることが大切です。

 

債権の未回収率よりも保証料の方が低ければ、利用する価値があると言えます。反対に、未回収率よりも保証料の方が高い場合には、利用するメリットはあまりないでしょう。

 

利用会社にとっては、未回収リスクが高い売掛債権ほど保証してもらいたいものです。しかし、ファクタリング会社は未回収リスクの高い売掛債権は、保証の対象外とするケースが多くあるのも事実です。

 

 

デメリット❷ 手数料が高額

 

ファクタリングは手数料が高いこともデメリットです。特に、2社間ファクタリングの場合は、3社間ファクタリングと比較してもかなり手数料が高くなります。

 

ファクタリングの手数料は、3社間ファクタリングで1~5%、2社間ファクタリングで10~20%が相場です。仮に、1000万円の売掛債権を売却した場合、3社間ファクタリングでは10万~50万円分の手数料が差し引かれます。

 

2社間ファクタリングの場合は、100万~200万円が手数料です。2社間ファクタリングの手数料は、どうして高いのでしょうか。実は、手数料はファクタリング会社が負うリスクに比例して高くなる傾向があります。

 

3社間ファクタリングの場合、売掛先企業の同意を得て契約を結ぶため、売掛金は最終的に売掛先企業から直接ファクタリング会社へ支払われる仕組みです。

 

しかし、2社間ファクタリングでは、売掛金の代金は利用会社が回収し、その後ファクタリング会社へ送金することになります。利用会社を挟むことで、ファクタリング会社が負うリスクが高くなるのです。

 

ファクタリングは融資とは異なるサービスなので、ファクタリングの手数料と融資の金利を単純に比べることはできません。しかし、金利が安い銀行融資の場合、金利は1%~5%程度。1000万円借りた場合でも、年間10万~50万円程度の利息です。

 

しかも、利息は返済額が多く返済期間が短いほど、負担が少なくなります。一方、ファクタリングの場合は、資金が入金される際に一括で手数料が差し引かれるため、利用会社によっては負担が大きいのがデメリットです。

 

ファクタリングは、銀行融資と比較して資金調達までの期間が短いため、期日が迫っている支払いを抱えている場合には便利なサービスです。とはいえ、手数料が高いことを考えると、継続して利用できるものではありません。

 

特に、2社間ファクタリングは手数料が高額なので、頻繁に利用するとかえって資金繰りが悪化する危険性があります。ファクタリングを利用する場合は、高い手数料を払っても利用する必要があるか、慎重に検討することが大事です。

 

 

デメリット❸ 諸費用が発生してしまう

 

ファクタリングを利用するには、手数料以外にも諸経費が掛かることを知っておく必要があります。

 

諸経費は手数料に含まれていることもあるため、契約する前に確認が必要です。諸経費はファクタリング会社によっても異なりますが、事務的な手続きに掛かる費用が諸経費として請求されます。

 

まず、諸経費に含まれる料金として、事務手数料があります。これは査定や書類の作成などに掛かる人件費です。しかし、ファクタリング会社によっては事務手数料を無料としているところもあります。

 

料金の目安は1社あたり、0~1万円程度です。また、ファクタリングの契約書には、収入印紙の貼付が必要となります。収入印紙とは、課税文書に対して徴収される印紙税のことです。

 

収入印紙は契約金額ごとに、20万円を上限として決められた金額があります。2社間ファクタリングの場合、債権譲渡登記が必要となります。

 

債権譲渡登記とは、利用会社からファクタリング会社へ売掛債権が譲渡されたことを法務局で記録する手続きのことです。債権譲渡登記の費用として、1万5000円掛かります。

 

債権譲渡登記を抹消する際に掛かる費用は1000円です。債権譲渡登記は3社間ファクタリングでは、売掛先企業の同意を得るため必要ありません。債権譲渡登記費用および抹消費用は、2社間ファクタリングでのみ掛かる費用です。

 

ファクタリング会社によっては、第三者対抗要件として債権譲渡に関する公正証書を作成することもあります。第三者対抗要件とは、譲渡対象となる売掛債権が多重譲渡されていた場合に、第三者に対して債権者であることを主張できる権利です。

 

公正証書作成費用は契約金額によっても異なりますが、5000円~4万3000円程度掛かります。さらに、公正役場で確定日付を付与してもらうために700円掛かります。ただし、公正証書の作成は、登記や売掛先企業への通知があれば不要になるのが一般的です。

 

 

デメリット❹ 取引先に通知が必要

 

3社間ファクタリングでは、売掛先企業へ売掛債権をファクタリング会社へ譲渡する旨を通知する必要があります。

 

売掛先企業の承諾を得られなければ、3社間ファクタリングで契約することはできません。また、売掛金はファクタリング会社へ直接振り込んでもらう必要があります。つまり、売掛先企業の協力がなければ、3社間ファクタリングは成立しないのです。

 

日本で3社間ファクタリングがあまり普及していない原因は、取引先への通知が必要だからです。3社間ファクタリングは、アメリカでは一般的となっているサービスですが、日本ではそれほど浸透していません。

 

ファクタリングで債権を譲渡しなければならないほど、資金繰りが厳しい会社と見なされてしまうリスクがあるからです。通知した結果、債権者である納入企業が倒産寸前なのではないかと、疑われてしまうこともあります。

 

ファクタリングを利用することを取引先へ通知すると、債権者に不信感を持つ可能性があるということに注意が必要です。利用会社とっても売掛先企業は顧客です。

 

もし、取引先に悪いイメージを抱かれてしまったら、最悪の場合取引停止となることもあります。本来、経営を安定させるために利用したはずのファクタリングが、取引先へ通知したことにより、かえって経営悪化につながるのは避けたいものです。

 

3社間ファクタリングを利用する場合は、売掛先企業がファクタリングに理解を示してくれるか、慎重に検討する必要があるでしょう。

 

一方、2社間ファクタリングでは、売掛先企業へ債権譲渡通知を行う必要がありません。2社間ファクタリングは、利用会社とファクタリング会社の間だけで行う取引です。

 

売掛金の回収も利用会社が代行します。利用会社は売掛金回収後、速やかにファクタリング会社へ資金を送金することで取引が成立します。

 

2社間ファクタリングなら、売掛先企業へ債権譲渡通知をすることなく資金調達が可能です。債権譲渡通知のリスクを回避したい場合

は、2社間ファクタリングの利用を検討してみると良いでしょう。

 

 

デメリット❺ 評価額が100%未満の場合も

 

ファクタリングは、売掛債権を売却して資金調達する方法なので、そもそも資金調達したい金額と同じくらいか、それ以上の売掛債権が必要です。

 

例えば、1000万円の資金調達が必要な場合に、1000万円分の売掛債権がなければ希望額の調達ができません。さらに、売掛債権は必ずしも100%買い取ってもらえるとは限らないのが実情です。

 

なぜなら、買取額は、掛目(かけめ)という考え方で評価されることがあるからです。そもそも、掛目とは金融機関が融資をする際に、担保評価を実際の価格よりも低く評価するために使われる割合のことを言います。

 

ファクタリングは融資とは違いますが、売掛債権を評価する際に掛目が使われることがあります。掛目の割合はファクタリング会社によって異なるものです。

 

掛目100%で評価するファクタリング会社もあれば、掛目90%で評価する会社もあります。ファクタリングにおける売掛債権の掛目の目安は80~90%程度です。

 

そのため、1000万円の売掛債権があっても、800~900万円の買取評価額になってしまいます。また、ファクタリング取引はファクタリング会社が最終的に売掛金を回収できることが重要です。

 

回収リスクが高い売掛債権や過去の未回収債権、回収遅延債権は買い取ってもらうことができません。回収リスクが高い売掛債権とは、経営状況が悪化している会社、事業規模が小さい会社などの債権のことです。

 

未回収債権や回収遅延債権は、納入企業が請求しているにも関わらず、支払い期日までに代金が支払われなかった債権のことを指します。このような債権は、ファクタリング会社にとって回収リスクが高いため、買い取り対象にはなりません。

 

ファクタリングを利用するためには、希望額よりも高い額面の売掛債権が必要です。また、回収リスクが小さい優良債権であることも条件となります。

 

売掛債権の信用力が低い場合は、ファクタリングの審査に通過できない可能性があります。審査に通過できなかった場合は、他の資金調達方法を考える必要があるでしょう。

 

 

デメリット➏ 資金調達は売掛金の範囲内

 

ファクタリングは売掛債権を売却して資金調達するサービスなので、売掛金の範囲内でしか資金調達ができません。

 

1000万円の資金調達が必要な場合は、1000万円以上の売掛金が発生していることが大前提です。売掛金がなければファクタリングの利用はできないことになります

 

そのため、審査でも売掛金が発生しているのかどうか、証拠書類を提出して確認してもらうことが必要です。もし、証拠書類に不備があれば、審査に通過することができません。

 

ファクタリングの審査では、売掛先企業や利用会社の信用力調査のほか、売掛金に関する書類のチェックが行われます。ファクタリングの対象となる売掛債権は、すでに商品やサービスの提供が済んでいて、売掛先に請求書を送付している場合に限られます。

 

売買契約は結んでいるものの、まだ納品が済んでいない場合や、請求書を送付していない場合は売掛金とは見なされません。ファクタリングを利用する際には、売掛金が発生しているという証拠書類をきちんと残しておく必要があります。

 

また、売掛先企業とのこれまでの取引実績も、審査で重視されるポイントです。売掛先企業との取引が長く、毎回請求書の支払い期日通りに入金がされている場合は審査にも有利になります。

 

審査では過去の入金状況を確認するために、通帳を提示する必要があります。通帳の記録から、売掛先企業からの入金が確認できれば問題ありません。

 

ファクタリングを利用するときは、売掛先企業との良好な関係が長く続いている売掛債権を譲渡対象とすると良いでしょう。売掛金はできるだけ大きい金額の方が、買い取ってもらいやすいこともあります。

 

ファクタリング会社によっては、買取の最低額を100万円以上に設定していることが多いからです。売掛金があっても、10万円や20万円といった少額では買い取ってもらえないこともあります。

 

というのも、ファクタリング会社にとっては、多額の売掛債権を買い取った方が、利益が大きくなるからです。少額の売掛債権では売却が難しいこともあるため、最低買取金額を事前に確認しておきましょう。

 

 

デメリット❼ 大手は2社間ファクタリングに対応していない

 

ファクタリングは、もともと3社間ファクタリングのみ行われていたサービスです。

 

しかし、日本では売掛先企業へ通知する必要があることから、あまり普及しませんでした。また、手形割引による資金調達が普及していた為、ファクタリングの仕組みが浸透しなかったことも理由です。

 

しかし、2015年の法律の改正により、売掛債権の譲渡登記により第三者への対抗要件に備えることができるようになりました。この法律の改正で、2社間ファクタリングが普及してきたのです。

 

とはいえ、2019年現在でも大手銀行や大手銀行の子会社、大手ノンバンクなどは3社間ファクタリングしか取り扱っていません。2社間ファクタリングの提供は行っていないのが実情です。

 

大手が2社間ファクタリングに参入しない理由は、ファクタリングの手数料上限が法的に定められていない為です。貸金業の場合、利息制限法により100万円以上の上限年率は15%、10万円以上の場合は18%と決められています。

 

しかし、ファクタリングの手数料にはこのような上限はありません。ファクタリングは融資とは異なる仕組みですが、貸金業にあたるかどうかは明確に定義されていないのが現状です。

 

2社間ファクタリングの場合、手数料相場は10~20%程度です。1~2ヶ月程度前倒しで資金調達した場合、2社間ファクタリングの手数料を年率に換算すると、利息制限法で定められた上限年率を超えてしまいます。

 

もし、今後ファクタリングの法整備が進み、ファクタリングにも利息制限法が適用するとなった場合、ファクタリング会社はさまざまな不利益を被る可能性があるのです

 

このような事情から、2社間ファクタリングを提供している会社は、中小規模のファクタリング会社のみとなります。大手と比較して知名度が低いため、利用者はどのファクタリング会社を利用するべきか判断に迷うでしょう。

 

ファクタリング会社を選ぶ際は、会社の実績や評判を確認し、悪質な業者を利用しないように気を付けることが重要なポイントだと言えます。

 

 

デメリット❽ 悪徳業者があるので注意が必要

 

ファクタリングは法規制が進んでいないため、悪徳業者が参入しやすい業界と言われています。

 

ファクタリングを装い、利息制限法を超えた金利で貸金業を営む業者も存在します。そもそも、貸金業を行うためには、貸金業者の登録が必要です。

 

また、利息制限法を超えた金利で利息を取ることはできません。しかし、悪徳業者はファクタリング業者を装うことで、貸金業の登録をせず、法外な利息を取ることで利益を得ているのです。

 

実際に、過去にはこのような業者が摘発されたこともあります。

 

また、相場を超えるような高額な手数料を請求してくる業者も存在します。ファクタリングの手数料相場は、2社間ファクタリングの場合でも高くて30%程度です。

 

それ以上の手数料を請求してくる業者は、悪徳業者と考えて問題ないでしょう。悪徳業者の中には、最初は相場よりも安い手数料を提示し、契約直前になって手数料を上げてくることもあります。

 

利用者の中には、急いで資金調達をしたい人も多いため、高額な手数料で契約してしまうケースもあるようです。しかし、高額な手数料でファクタリング取引をしてしまうと、資金繰りが改善するどころか、かえって悪化してしまう危険性があります。

 

急いで資金調達をしたい時ほど、細心の注意を払うべきなのです。悪徳業者に引っ掛からないためには、まず申し込み前に手数料相場を確認しておくことが大切です。

 

相場よりも安すぎる場合や、高額な手数料を請求してくる業者は悪徳業者である可能性が高くなります。また、契約時には、必ず契約書の写しをもらい、後で改ざんできないようにすることも大切です。

 

提示された手数料には何が含まれるのか、手数料以外に掛かる費用もあるか確認しましょう。優良なファクタリング会社を選ぶためには、できれば担当者と直接面会し、健全に運営されている会社なのか見極めることが重要です。

 

会社の代表者や所在地、過去の実績などをしっかり確認し、信頼できる会社と契約する必要があります。

 

 

◎ファクタリングを利用するメリットは?

 

ファクタリングの利用には、さまざまなデメリットがあります。しかし、会社の経営状況によってはメリットも多い資金調達方法です。会社の資産である売掛債権を資金調達に活用できるという点で、利用価値の高いサービスと言えます。

 

資産は多ければよいという訳ではありません。資産に対し利益が少ないと、かえってマイナス評価になってしまいます。ファクタリングで資産を有効活用できれば貸借対照表がスリム化し、企業としての評価も高まるでしょう。

 

ファクタリングはまとまった売掛債権があれば、簡単に現金を調達することができます。融資の審査基準とは異なるため、融資を断られた場合でも利用できる可能性があるのです。

 

ファクタリングの審査で重要なことは、優良な売掛債権を保有しているかどうかです。たとえ利用会社の経営状況が悪化していても、売掛先企業の経営が安定していれば審査に通る可能性があります。

 

ファクタリング会社にとっては、最終的に売掛債権を回収できる見込みがあれば買い取る価値があるからです。融資とは異なるメリットとして、担保が不要であることが挙げられます。

 

融資を受ける場合は、不動産や有価証券などの担保が必要です。担保だけでなく、保証人も必要になることもあります。そのため、担保評価に掛かる手間も省くことができます。

 

担保や保証人がない企業にとっては、利用しやすいサービスです。また、債権分の代金の支払いは一括で行われるため、返済の必要がないこともメリットと言えます。

 

ファクタリングで資金繰りの改善ができるという点は、最も大きなメリットです。売掛金は支払い期日が到来すれば、現金として手に入れることができます。

 

しかし、支払い期日が何ヶ月も先となる場合、現金化される前に資金繰りが苦しくなると、仕入れ代金や人件費、借入金返済の支払いなどができなくなる可能性もあるでしょう。ファクタリングは、そのような状況を打破するために活用できる資金調達方法です。

 

 

◎ファクタリングにはメリットもある!!

 

ファクタリングはデメリットもありますが、メリットも多い資金調達方法です。

 

デメリットの中には回避できることもあります。例えば、売掛先企業にファクタリングの利用を知られたくない場合は、2社間ファクタリングを利用すればよいのです。

 

また、手数料を抑えたければ、できるだけ優良な売掛債権を譲渡対象とする方法もあります。デメリットを理解した上で、ファクタリングの利用が自社にとって有効な資金調達方法なのか検討することが大切です。