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ファンドとは何?ファンドの種類について―前編―

2020/01/31
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ファンドとは何?ファンドの種類について―前編―

投資について調べたりしていると「ファンド」という言葉をよく耳にしますが、どんな意味があるかご存知でしょうか?ファンドという言葉にはいろいろな意味が含まれています。本日はファンドの特徴とその違い、メリットやデメリットについて前編と後編に分けてお伝えしていきます。

 

そもそもファンドとは何か?

ファンド(fund)とは、もともと資金や基金といった意味の言葉を表します。

現在はそこから派生して、投資家から資金を募って運用を行う会社や金融商品を意味する金融用語として使用されています。

 

[ファンドの定義]

金融商品として利用されるファンドとは、投資家から集めたお金をまとめて投資のプロが運用して、得られた利益を投資額に応じて投資家に分配される仕組みになっています。プロが投資する商品は株式や債券などが当てはまります。

 

[ファンドが誕生した理由とは?]

ファンドが誕生した理由は、お金を持っている資産家からの需要です。資産家は投資のプロではないので、プロに運用してもらえれば確実に利益を得られるのでは、と考えました。この需要に応える形でプロがファンドを運用して、その手数料をもらう仕組みが出来ました。

 

公募ファンドと私募ファンドとは?

ファンドは募集の方法により、公募ファンドと私募ファンドの2種類に分ける事が出来ます。

 

[公募ファンド(投資信託)]

公募ファンドとは、不特定多数の投資家から資金を募り運用を行う金融商品です。代表的な商品は投資信託で、日本における投資信託は、投資信託および投資法人に関する法律に従って設定されたものです組み入れる商品や配当などに関しては規制の対象になっています。

公募ファンド(投資信託)には、個人では投資が難しいような商品を含めた商品に少額から分散投資することが可能です。そして、運用をプロのファンドマネージャーに任せられるという特徴があります。証券会社の他に銀行や郵便局でも購入できる手軽さがあります。

しかし、その数は膨大であり、それぞれの商品に投資対象や投資方針が違うので、どの商品を選ぶかによって運用の成果が違ってきます。日経平均株価やS&P500といった指数(インデックス)をベンチマークとして、これに連動する運用成果を目指す「インデックス・ファンド」、ベンチマークを上回る運用成果を目指す「アクティブ・ファンド」というような分類に分かれます。

 

[私募ファンド(ヘッジファンド)]

私募ファンドとは、適格機関投資家や少数(49名以下)の一般投資家に限定して出資を募り運用を行うファンドのことを意味します。別名ヘッジファンドとも呼ばれます。

私募ファンドは公募ファンドとは異なり、法律の規制を受けないので運用の自由度が高く、相場環境に左右されず絶対的な収益を追求する事が出来ます。また、出資者の入れ替わりや資金流出といったことも頻度が低いので、安定した運用が出来るといった特徴があります。

ただし、少数投資家からまとまった資金を募る必要があるので、最低出資額が高額になります。

最低出資額が1億円以上であるファンドは珍しくなく、最近では数百万~1000万円ほどで投資可能な私募ファンドも増えて来ています。しかし、公募ファンドに比べるとややハードルは高いです。

 

公募ファンドと私募ファンドのメリットやデメリット

[公募ファンド]

・対象:不特定多数の投資家

・運用手法:投資方針に基づいて運用が行われ運用成果は投資対象の値動きに連

・規制:厳しい

・運用コスト(手数料):信託報酬(運用成果に関わらず預入金額に対して定率)

・運用スキル:サラリーマンファンドマネージャーが多い

・最低投資額;数千円程度から

:流動性:原則いつでも解約して換金可能

 

[私募ファンド]

・対象:適格機関投資家や少数(49名以下)の一般投資家

・運用手法:相場環境によらず収益を追求する(絶対収益追求型)

・規制:緩い

・運用コスト:成果報酬(運用成果に対して報酬が発生)

・運用コスト:実績のある経験豊富なファンドマネージャーが多い

・最低投資額:1000万円程度から

・流動性:四半期、半年、1年に1回など解約出来る時期が制限される

 

ファンドの種類は?

代表的なファンドの種類として、以下の6つは押さえておきたいところです。

 

  1. ヘッジファンド

    市場が上昇しても下落しても利益を出せるように、様々な投資手法を用いて運用するファンドです。みなさんにもなじみのある株式や債券だけではなく、オプションや先物取引など専門的な商品も駆使しています。

     

  2. アクティビストファンド

    市場で割安に評価されている企業の株式を買い、企業の経営陣に対して企業価値向上のための提言を行い、株価を上げることによって利益を出すファンドです。物言う株主と呼ばれることもあり、株主として経営を厳しく評価する姿勢です。

     

  3. インデックスファンド

    市場を代表する指数の値動きに連動する投資信託です。例えば、日経平均株価やTOPIXといって指標に連動しています。

    投資信託が指数を構成する銘柄に幅広く投資を行うことで、指数に連動するファンドを作り上げています。

     

  4. インフラファンド

太陽光発電施設や港湾施設などインフラを保有して、それから得た収益を投資家に分配するファンドです。証券取引所に上場しており、個人投資家も株式を同様に売買することが出来ます。しかし、まだ銘柄が少ないので、あまりメジャーな投資法とは言えないです。

 

  1. 不動産私募ファンド

    少数の投資家から資金を募集し、投資会社が不動産で運用するファンドです。私募なので市場価格の変動がありません。その為、利回りが高い事が特徴です。

     

  2. REIT

    多くの投資家から資金を募集し、投資会社が不動産で運用します。不動産私募ファンドとは異なり、証券取引所に上場しているので、個人投資家も売買する事が可能です。日々価格が変動するところも、不動産私募ファンドとは違います。

 

本日は、ファンドとは何?ファンドの種類について―前編―をお送りしました。投資でよく聞くファンドについての概要と種類を詳しくご説明しました。後編では、ファンドに投資するメリットやデメリット、選ぶポイントについてお伝えします。ぜひ参考にして下さい。