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取引信用保険とファクタリングの違いについてー後編―

2020/02/05
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取引信用保険とファクタリングの違いについてー後編―

前編では、取引信用保険の概要やメリット、デメリットについてお伝えしました。後編では具体的にファクタリングとの違いについて解説していきます。ファクタリングと取引信用保険は、どちらも売掛債権を主な対象サービスとしているので、同じようなサービスと混同されがちです。しかし、取引信用保険とファクタリングには違いがありますので、下記で詳しく解説していきます。

 

そもそもファクタリングとは?

そもそもファクタリングとは何かご存知ですか?簡単に説明するとファクタリングとは、未回収の売掛債権をファクタイング会社が売却し、早期に現金化するサービスの事です。

取引信用保険よりも「資金調達」に重点を置いており、「借りない資金調達法」として、中小企業から注目を集め、利用されています。

 

  1. 担保や保証人を立てる必要がない

  2. 過去に金融事故を起こしていても、業績が不良でも利用する事が出来る

  3. 2社間ファクタリングであれば即日資金調達が可能

 

以上のような大きく分けて3つのメリットがあります。

 

取引信用保険とファクタリングの違いとは?

取引信用保険とファクタリングの大きな違いは、その利用目的にあります。

取引信用保険はあくまでも売掛債権が未回収になった時に備える為の保険です。一方でファクタリングは、そもそもファクタリングとは?でも触れたように、資金調達を目的をして利用されます。

その為、利用するタイミングにも違いがあり、ファクタリングを利用すると売掛債権の早期現金化が可能であり、すぐにお金が必要な場合でも対応してもらえます。

前編でもお話した通り、取引信用保険は保全をする取引先を自由に選択する事が出来ないので、原則として複数の取引先を一括にして保険を掛けていました。その為、早期の現金化は難しいです。

しかし、ファクタリングは取引先の中から任意に選択する事が可能なので、一社のみをファクタリングする事が出来るので、早期現金化が見込めます。

 

取引信用保険とファクタリングの共通点とは?

取引信用保険とファクタリングには実は共通点は存在しています。例えば、保険料(ファクタリングの場合は手数料)は取引先の信用情報によって設定される点や輸出債権にも対応している点です。

ただし、手数料に関しては、包括的に複数取引先を保全する取引信用保険の方が安くなるケースが多いです。といっても、ファクタリングを3社間ファクタリングで行えば、さほど大きな差はないようです。

以下で取引信用保険とファクタリングについてまとめました。

 

[取引信用保険]

・利用目的:売掛金未回収時の備え

・対象債権:物販による債権のみ

・売掛先の選定:①自由に選択は出来ない②基本的に複数の取引先が包括的に対象

・保険料:総支払い限度額の3%程度

・輸出債権の対応:対応可能

 

[ファクタイング]

・利用目的:資金調達

・対象債権:すべての売掛債権

・売掛債権の選定:①自由に選択出来る②一社のみの利用も可能

・手数料:売掛債権の3%~20%

・輸出債権の対応:利用可能(国際ファクタリング)

 

本日は、取引信用保険とファクタリングの違いについてー後編―をお送りしました。

取引信用保険は、取引先の法的倒産や不払いなどで売掛金の貸倒のリスクをカバーする為の保険です。年間3%程度の低い保険料で備えられるので、多くの企業に利用されている保険です。

一方でファクタリングは、売掛債権をファクタリング会社に売却して早期に現金化する資金調達の方法です。

取引信用保険とファクタリングが似ている様ですが、利用目的や手数料などに違いがあることがお分かりいただけたでしょうか。

貸倒に備えるのであれば「取引信用保険」、早急な資金調達の場合には「ファクタリング」を利用することをオススメします。

また近年では、取引信用保険と同じ意味を持つファクタリング「保障ファクタリング」が誕生しています。