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つの違いを検証!廻し手形とファクタリングの違いについてー前編―

2020/02/10
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4つの違いを検証!廻し手形とファクタリングの違いについてー前編―

代表的な資金調達の方法である「廻し手形」と「ファクタリング」ご存知の方も多いのではないでしょうか?

本日は、この2つのそれぞれのメリットとデメリットを元に4つの違いについて前編と後編に分けてお伝えしていきます。

利用を検討している方は、ぜひ両者を比較してご自身に合う方を選択して下さい。

 

廻し手形とはどんなこと?

企業の取引決済では、現金での支払いではなく約束手形(=支払い証明書)を発行して決済する事が一般的です。

廻し手形とは、他社から振り出された手形を取引先への支払いの為に譲渡する事をいいます。簡単に話すと、A社から受け取った手形をそのまま別のB社に渡す決済です。別名で、裏書手形とも呼ばれます。

手形は一般的に振出人を債権者として、受取人へ期日までに言って金額を支払う事を約束した有価証券になります。この手形を第三者へ譲渡した時には、手形の裏面に譲渡の経過を記載して、裏書人として支払いの保証を行うのです。

 

◎廻し手形のメリットとは?

廻し手形のメリットは、取引先への支払いの為のキャッシュがない時にでも、手形を持っていれば支払いが出来てしまうというところです。

余談ですが、廻し手形と手形割引を同じと考えてしまう方がいますが、これらは全く違うものになります。手形割引は自社が受け取った約束手形を金融機関で期日前に現金化してもらう資金調達の方法です。現金化の際には、支払い期日までの日数から一定利息を差し引いた金額を受取る事が出来ます。一方で、廻し手形は取引決済を行う事は出来ますが、手形自体を現金化する方法ではないので、手形割引のような審査もなく、 割引料が引かれるという事もありません。

 

◎廻し手形のデメリットとは?

廻し手形のデメリットが以下のような3つの点が挙げられます。

 

  1. 手形の振出先の信用情報が分からないので、取引先に断られる可能性ある。

  2. 取引先の手形の振出人の信用調査を行う時には時間がかかる。

  3. 振出人が不渡りを起こした時には、償還請求がかかり支払いの義務が発生してしまう。

 

廻し手形には、上記のようなデメリットが3つあり、一般的な支払い方法ではありません。取引先が承諾してくれない、償還請求があるというリスクがある事に加えて、手形管理も困難です。

 

ファクタリングとはどんなこと?

ファクタリングはみなさんもよくご存知の資金調達方法ではないではないでしょうか?

ファクタリングとは、売掛金をファクタリング会社に売却してもらう事で現金化し、資金調達する方法をいいます。ファクタリングは借入ではなく資産の売却であるうえ、売掛先の企業の信用情報が重要であるので、過去に金融事故があっても利用する事が出来ます。また、ファクタリングには2社間ファンクタリング、3社間ファクタリングの2種類があり、2社間ファクタリングであれば、最短で即日の資金調達も可能です。利用方法は、ファクタリング会社に売掛債権を売却して、手数料を引いた金額を入金してもらいます。状況により、債権譲渡登記を行う事で、ファクタリングは完了します。

 

◎ファクタリングのメリットとは?

ファクタリングのメリットは以下の4つの点が挙げられます。

 

  1. 保証人・担保が不要で利用する事が可能である。

  2. 債務超過・税金滞納・赤字決済でも利用する事が出来る。

  3. 信用情報に記録されない。

  4. 最短で即日の資金調達が可能である。

 

ファクタリングは、融資ではないので審査が簡易的であり、上記のようなメリットがあるのです。

 

◎ファクタリングのデメリットとは?

ファクタリングのデメリットは以下の2点が挙げられます。

 

  1. 手数料が発生する。

  2. 悪徳業者が存在する。

 

ファクタリングには、手数料がかかります。2社間ファクタイング、3社間ファクタリングを通じて、3%~30%程度の手数料が発生します。

売掛債権などにも左右されますが、銀行融資や手形割引などに比べると、高い手数料になります。また、ファクタリングは利息制限法の適用外であるので、高い手数料が発生したとしても貸金業法違反になる事はありません。その為、詐欺グループやヤミ金業が参入しやすく、悪徳業者が存在してしまう事も事実です。ファクタリング会社を選択する際には、信用が高い会社を選択しなければなりません。

 

本日は、4つの違いを検証!廻し手形とファクタリングの違いについてー前編―をお送りしました。どちらも資金調達のカテゴリーである「廻し手形」と「ファクタリング」ですが、前編では、それぞれの概要とメリットとデメリットについて解説しました。後編では、具体的に廻し手形とファクタリングの違いについて両者のメリットとデメリットを踏まえてお伝えしていきます。