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キャッシュレスとは??知っておきたい基礎知識【前編】

2020/02/19
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キャッシュレスとは??知っておきたい基礎知識【前編】

 

 

◎キャッシュレスを個人で活用する

 

キャッシュレスとは、クレジットカードや電子マネー、口座振替を利用して、紙幣、硬貨といった現金を使わずに支払・受け取りを行う決済方法のことです。

 

個人の消費者が、どのシーンでどれくらい使い、どのようなメリットを享受するのか、そして本当にキャッシュレスは浸透しているのか。各キャッシュレス決済が、私たちにどのような変化をもたらしているか確認していきましょう

 

 

*キャッシュレスとは現金以外の方法で支払うこと

 

キャッシュレスといっても、クレジットカード、交通系ICカード、流通系ICカード、タッチ型決済、QRコード決済というように、決済手段は多岐にわたります。

 

海外では、近距離無線通信規格の「NFC」を搭載したクレジットカードが広まっており、決済端末にかざすだけで支払いが完了するタッチ決済が主流となってきています。

 

キャッシュレスは、端的に言えば「お金を支払うときに現金以外の方法を使う」こと。クレジットカードで代金を支払う、交通系ICカードで電車に乗る、さらには税金や各種保険代を銀行口座からの引き落としにしている場合もキャッシュレスによる決済になります。

 

私たちの生活には、以前からキャッシュレスによる決済方法が存在し、身近なところで生活されていることが分かります。2018年4月、経済産業省は2025年までに紙幣・硬貨を使用しないキャッシュレス決済を40%まで引き上げる「キャッシュレス・ビジョン」を策定しました。

 

また、訪日外国人旅行者客(インバウンド)対策として、2020年に開催される世界的スポーツの祭典開催時までに、外国人が訪れる主要な施設・観光スポットにおいて100%のクレジットカード決済対応を目指すことも公表しています。

 

 

*キャッシュレスは3種類に分けられる

 

キャッシュレスのしくみは、いたってシンプルです。

 

まず、支払いが発生するタイミングでキャッシュレスは「前払い」「即時払い」「後払い」の3種類に分けられます。前払いとは、いわゆるプリペイド方式のこと。

 

Suicaやnanacoのように、あらかじめ金額をチャージする電子マネーが代表格です。即時払いは、デビットカードのように支払いと同時に銀行口座から代金が引き落とされるもの。後払いは、クレジットカードのように後日請求される支払い方法です。

 

支払いは、基本的にカードやスマートフォンに記録された情報を、専用端末で読み取ることで決済が完了します。読み取りに関しては、カードをカードリーダーなどで直接読み込む「接触型」、端末に直接ふれなくてもカードやスマートフォンを近づけるだけで近距離無線によって読み取る「非接触型」のどちらかの手段に分かれます。

 

また、より利便性の高いキャッシュレスを普及させるべく、LINE Pay、楽天ペイ、Origami、PayPay(ペイペイ)、メルペイに代表される「コード読み取り型」の存在感も増しています。

 

コード読み取り型は、店頭に置かれたQRコードをスマートフォン専用アプリで読み取ったり、あるいはスマートフォン専用アプリでQRコードやバーコードを表示させて店舗のPOS端末で読み取ったりする方式です。これらも各サービスによって前払い、即時払い、後払いに分かれます。

 

 

*定番のクレジットカード、台頭するQRコード決済

 

現在のキャッシュレス決済事情は、どのようになっているでしょうか。

 

「キャッシュレス決済に関する調査」のアンケート結果(2019年4月、株式会社マクロミル調べ、全国の20~69歳の男女1,000人を対象からキャッシュレス決済事情について確認していきましょう。

 

「普段の支払い方法」からは、現在も現金を使用する人が97.3%と圧倒的に多いことが分かります。その後には、クレジットカード(75.1%)、銀行振り込み・引き落とし(37.8%)、交通系ICカード(36.7%)、流通系ICカード(34.3%)といった、キャッシュレス決済が続いています。

 

注目したいのは、スマートフォンによる支払いを行う人が19.4%いること。クレジットカードや交通系ICカード、流通系ICカードなどと紐付ける「タッチ型決済」と「QRコード決済」が、短期間で台頭していることを示唆しています。

 

 

*キャッシュレスが普及することによるメリット

 

キャッシュレス決済を利用する理由には、どのようなものがあるのでしょうか。

 

クレジットカード、タッチ型決済、QRコード決済についてのアンケート結果を見ると、「ポイントが貯まる・使えるから」「支払いがスピーディーだから」「支払いが楽だから」という3つの理由が多くなっています。この3つは、キャッシュレス決済のメリットを端的に表していると言えるでしょう。

 

キャッシュレスが今以上に普及していくと、「減る」「増える」「変わる」といった様々な変化が起こります。キャッシュレス化で一番分かりやすい変化は、無駄が「減る」ことでしょう。

 

現金を管理することがなくなりますので、銀行やコンビニエンスストアのATMに立ち寄って、現金を下ろす手間も場合により発生するATM手数料もなくなります。飲食店などで会計するときも、ごく短時間での支払いが可能になり、財布の中の小銭を探ったり、お釣りを受け取ったりという手間がなくなります。

 

キャッシュレスで効率化されることで、使える時間が「増える」ことになり、新たな時間の使い方やコミュニケーションが生まれていくことでしょう。

 

また、キャッシュレス化によって「変わる」のは、現金信仰です。現金信仰とは、現金を使用するほうが便利だと考えること。そのような考えを持った方に、キャッシュレスによって利便性を感じてもらうことで、主役だった現金からの脱却が起こり、これまでの先入観や常識が変化していくでしょう。